さまざまな厨房で多くの料理人に愛用され続けている業務用小巻ラップ『キッチニスタラップ』。
その"技あり"な活用術をお送りします!
2025.5.19
2012年10月4日渋谷区・代々木上原に「初代 割烹 高橋」を構える。広島全日空ホテル「雲海」で10年・日本橋三越本店「なだ万」で3年半研鑽を積み、お店ではシンプルで美味しい出汁を味わえる日本料理を会席スタイルで提供。レシピ開発YouTube動画などでは、家庭でもつくりやすい料理レシピへとアレンジする幅広い応用力に長ける。「美味しい出汁で世界に笑顔を~出汁は、生命の源~」を合言葉にたくさんの笑顔を広げるべく活躍中。
キッチニスタラップは、張りと伸びがいいので、魚を熟成させるのに活用。
魚にドリップペーパーを巻いてから、キッチニスタラップをギュッと巻き込み、ペーパーとラップを替える。これを日に2~3回、3日ほど繰り返して魚の余分な水分や血、臭みを取り除いていく。
特に骨がついたシマアジなどは腹部に血が残りやすいため、ここで魚の血をいかに取り除くかがおいしく仕上げるポイント。
伸びと密着がよいキッチニスタラップは、ギュッと圧をかけてペーパーをしっかり巻き込むことができ、吸水がアップ、ドリップをしっかり押し出して血を取り除いている。
余計な雑菌も押し出されるようで、腐敗せずに熟成できている感じがある。
鯛に強めに塩をして水分を抜き、昆布を敷いて巻き込むのにも、キッチニスタラップの伸びと密着性により、圧をかけて巻きつけやすい。
キッチニスタラップが、食材の表面全体に対して吸着がよくなり密着性が高まる。だから脂がよくなじんで旨味を出すのに最適。
今回はキッチニスタラップの張りと伸びの良さで圧をかけて巻きつけて、密着性を最大に引き出す活用術をご紹介しました。
次回はキッチニスタラップ 抗菌ブルーの活用術をご紹介します。